みもりのさんぽう
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1998-09-25(金) | 今日のディナー |
〒150 東京都渋谷区渋谷 2-19-20 宮益坂岡ビルB1
Tel: 03-3486-7449 Fax: 03-3486-2995
渋谷郵便局向かい
カスミにいってみると、「運が悪かったねえ」といきなり言われるも、「とりあえず電話してみよう」と店の予約を確認する先輩。どうやら私の椅子は確保されたらしい。メンバーは私を入れて4人。果たして到着してみれば4人席。全然問題ないじゃんよー。とりあえず前菜のトップは春巻き。ここ1週間でも完全に定番メニューだな(笑)
春巻きというよりは、味的にはチーズの天ぷらといったところ。チーズ好きでないとしつこいかもしれない。が、私はチーズが大好きだ。
スープを3種類頼む。というか、4人で4種類頼もうとしたら(メニューにはもっと種類が載っている)3種類しかないそうだ。残念。もしかして来る客のほとんどがコース頼む店? ここって。
濃厚なトマトスープだが味はしつこくない。チーズが少しだけ入っている。スープ3種類の中では個人的には一番好きな味。肉料理の前に飲むスープにはぴったり。
ポタージュ系かな。ミルクとバターベースのまったりしたスープ。きのこのせいか飲みやすい感じ。これだけ飲んだら絶対に大満足な味なのに、他の2種類のスープと比較するとちょっとだけ劣るかも。かわいそうなスープさん(笑)
ベースはキノコスープと同じ。しかし肉が加わったおかげで味が濃厚で、舌とおなかにどーんとくる感じ。肉もたくさん入っている。はっきりいって無茶苦茶うまい。難点はメインディッシュの前に飲むにはうますぎるってぐらいだ。
スパイスが効いていてインド系な味。スパイス好きにはたまらない。こりゃもう絶品ですな〜。ここに来たら外せない料理だ。
(手前から時計回りに)茄子、レンズ豆、タラコ、ラタテューユもどき、ひよこ豆、ポテト、桜餅もどき。
この中では茄子がとても奇妙な味でそそられる。最初にヨーグルトのようなちょっと腐った風味がきたかと思うと、するっと喉を抜けていく。一体これはどういう味付けだ? 何を使っているか想像ができない。
ひよこ豆も、カレーではないんだが、本場インドカレーを食べた時に感じる風味があってとてもよい。何かのスパイスなんだろうけど。
桜餅もどき、ってのは葡萄の葉で包んだオコワみたいな食べもの。餡が入っていれば味は完全に桜餅。葉っぱも食べてみたが、食べる必要なし。
ともかく色んな味が楽しめるので、一度は取ってみる価値ある盛り合わせ。ただ、今回、前菜がオーダー忘れられて真ん中で来たのはいまいち…
見た目はおいしそうなハンバーグステーキ風だったが、スパイスが足りずにいま一つ。うまいはうまいんだけど。自分でコショウ振ってしまえばよかったか?それもなあ…
今月最大のヒット。パンに染み込んだスープがうまい。ヨーグルトの酸味もよく合っている。敢えていえば見た目がちょっと悪いが、味は文句なし。
たまごの味が安っぽい気がする。ここまでの料理の流れがそうさせるのか…具もピザ皮もそれぞれはいい感じなんだけど。これ単品とデザート、トルココーヒーで夕食終わり、という流れならシンプルで満足できそう。
これまたむちゃくちゃうまい。見た瞬間にスプーンが伸びてしまい、写真は半分奪われた跡である(笑)なんか写真ウツリは悪いな。
半分バスケットから奪われたパン。中が空洞でちぎって食べると楽しい。焼きたてな感じでこれまたうまいパン。
ライス余計。ただのプリンでいいっす。私がメインで食べたデザートだが、デザートにしてはボリュームありすぎ〜苦しい。
どっちかというと和菓子系の味。緑茶が欲しい。これも緑茶の受けに使うならいい味なのに、量が多い。ものすごく甘いし。
今度はまさに洋菓子。さすがトルコは東西文化圏の境目の国だなあ。例によってものすごく甘い。もっとあっさりしたデザートはないんかね。中華料理の杏仁豆腐みたいの。
確かに「辛め」と頼んだのはこちらだが、アイスでこの辛さはないんじゃないか? アイスを飲みこんで、後を引く辛さってのは反則。もしかして辛いバニラがあるのかなあ。辛さの素がなんなのかは分からなかった。
食べきるのがかなり辛い(ツライ)様子だった。
ちょっと甘めかな。わざわざ取るほどのこともない、というか料理が濃厚なだけに不利な味。
● トラキアワイン(白) デカンタ
酸味の強い白ワイン。料理には合っている。単独でちびちび飲むとたぶんそんなに美味しくないだろう。
● ラク
ブドウを原料にした蒸留酒。においを嗅いでみると、むせるほど強いアルコール。それでも40度程らしい。個人的にスピリッツ系の酒は苦手である。
ロックにすると白く濁ってヨーグルトジュースのようになるが、強い酒であることには変わりない。結局飲み切れなかった。
全く甘くない。塩味が少し入っているような感じ。普通の日本のヨーグルトジュースを期待するとひどい目に会うだろう。
カレーの時に飲むラッシーのようなものなんだが…今回のトルコ料理の中でいま一つ似合う料理が思い浮かばない。
自分では口をつけるのを忘れた。想像するにサワヤカな味な気がするんで、トルコ料理の飲み物でノンアルコールの中ではベストかも。(無責任)
小さなカップに入ったトルココーヒー。いつもと少し違う味わいでとてもよい。油でべとべとの口の中が洗われるようだ〜
と思っていたら、下の方に粉が…なんじゃこりゃと思いつつ飲んでみたら、ざらざらして不味い。ぐは。もしかしてトルココーヒーってフィルター使わずナベで煮出すようなんだっけか? デザートと合わせていまいち詰めが悪い。
合計4人で24000円也。デザートが余計だったが、食べた量を考えると全然高くない。大満足だ〜
店の雰囲気もお洒落でさすが渋谷。お客さんも半分以上女性のグループだった。文句なしでお勧めのお店だけど、デザートには気をつけましょう。
1998年9月25日 20:15〜22:00
written by上美谷 智史